不妊治療用語解説

不妊症の定義【わかりやすく解説します】

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不妊症の定義について知りたい方へ

現在、妊娠を考えているけれど、なかなか妊娠できない、自分は不妊症なのかもしれない、いつ頃から病院へ通い始めたら良いのかわからない、と考えていませんか?

 

本記事では下記の内容を解説します。

 

1. 不妊症の定義

1-1. 不妊症の定義について

不妊症の定義は「妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで通常の性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないもの」とされ、「一定期間」というのは1年間とされています。

簡単に言えば、避妊をせずに1年以上の性生活があるのにも関わらず、妊娠しなければ不妊症となります。

1-2. 年齢別の病院へ受診するべきタイミング

年齢が上がるほど、妊娠はしにくくなるので、年齢が高いほど、早めに病院で治療を開始した方が良いとされています。

具体的には、35歳未満の人は不妊症の定義を満たした場合(つまり1年間の不妊期間がある場合)に病院での治療を開始するのが良いとされています。

35歳〜39歳の人は妊娠しにくいと考えられるため、6ヶ月間妊娠しなければ早めに病院に行くことが推奨されています。

40歳以上の人は妊娠しない期間に関わらず、妊娠を希望した時になるべく早めに病院に受診するのが良いとされています。

1-3. 普通の人より早めに不妊治療を開始した方が良い特殊な例

子宮内膜症と診断されていた場合や、過去に卵巣の手術をしたことがある場合には、普通の人よりも卵巣内の卵子の数が少ない可能性があります。

婦人科の病気を指摘されたことがある場合には、不妊期間に関わらず、早めに病院に受診して妊娠までの計画を立てていくのが良いでしょう。

2. 不妊治療でオススメの病院の選び方

不妊治療の病院といっても、どの産婦人科にすれば良いのか迷いますよね。

ここでは、口コミに頼らずに、インターネットのホームページだけで信頼できる病院かどうかを推定する方法を説明します。

2-1. 病院のホームページをしっかり見ましょう(サイトをしっかり読むべき理由)

産婦人科を選ぶ際に、キーポイントとなるのはホームページです。

しかし、ホームページが綺麗かどうかを見るわけではありません。

見る場所は2つ、それは医師の経歴と、病院の専門分野です。

その産婦人科を経営している医師が、どのような病院でどのような診療を行ってきたか、どのような役職についてきたかは非常に重要です。

他の科で医師として仕事をしてきて、開業する直前に不妊治療の勉強をして開業する医師もいます。

また、非常勤であまり仕事をせずに開業する医師も多く、これらの医師では十分な治療ができない可能性が高いです。

そして、開業直前に少しだけ産婦人科を経験した医師や、非常勤でしか仕事をしてこなかった医師は経歴にそうした事実を書くことができません。

以下で具体的なホームページの見方について解説します。

 

2-2. ホームページの見方(注目する部位を解説)

①医師の経歴

病院のホームページには、ほぼ必ず医師の経歴が載っています。

万が一載っていなければ、その時点でその病院に行くのは止めましょう。

医師の経歴では、何年に大学を卒業したのか、どの病院で何年勤め、どの病院のどの役職を担ってきたかに注目します。

常勤で働いていたかも非常に重要です。

仕事ができて勉強熱心な医師であれば、勤務医時代にそれなりの役職(総合病院で部長や科長など、あるいは大学病院で教授や准教授、講師など)に付いています。

さらに、産婦人科のどの分野を専門にしてきたのかも注目しましょう。

現代では専門性が細かく分かれており、一人の医師が産婦人科全てを最高レベルまで極めることは不可能に近いです。

そのため、医師によって得意分野、不得意分野があります。その医師がどの分野が得意なのかを知る術が「専門医資格」です。

ここでは産婦人科医師の専門医資格について解説します。

産婦人科専門医 産婦人科医として最低限の資格。これがあっても別に何か得意分野があるわけではない。これしか持ってない人でもまれにすごい人がいることはある。でもかなりまれ。
生殖医療専門医 不妊治療の専門家。不妊治療を受けるなら最低でもこれを持っている医師がいる病院にしましょう。
婦人科腫瘍専門医 癌の治療の専門家。癌の手術や化学療法について深い知識と技術がある。癌の手術は腕によって生存率や再発率が変わるため、手術を受けるときに重要視しましょう。
腹腔鏡技術認定医 腹腔鏡手術の専門家。ただし、これがなくてもめっちゃ手術が上手い人がいる場合もある。この資格を持っていれば手術内容にある程度のクオリティを保証してくれると思われる。
周産期専門医 お産の取り扱いの専門家。胎児エコーや新生児蘇生などが得意。ただ、分娩の安全性は医師個人の力より施設の総合力で決まるので、たくさんの医師とスタッフがいて緊急時の対応がしっかりできるところがオススメ。

他にも女性医学会や性感染症学会、細胞診学会などがあります。いずれにせよ、何の学会の専門医かは、その医師が何を頑張ってきたかを示しています。

臨床や研究で努力してきた医師であれば複数の発表や論文があるはずです。仕事ができる医師はアウトプットを欠かしません。

 

②病院の専門分野

先ほどの専門医資格を院長が持っていれば、その分野に特化した治療を行っている場合が多いです。

もう一つ、病院の専門分野を推定する方法として、病院の実績データがあります。(開業したばかりの病院はデータがないかもしれません。そういう病院は院長や医師のプロフィールを前の説明に従ってチェックしましょう。)

もし開業して2年以上経っていれば、これまでの実績が記載されています。

不妊治療の病院であれば、体外受精を何回行ったか、そのうち妊娠率はどのくらいだったか、などです。

手術を専門に行っている病院なら、どの手術を何件しているか、記載があります。

お産を扱う施設なら、何件の分娩があって、そのうち何件が帝王切開になったかの記載があります。

これらの件数が公表されている病院ほど、診療の透明性が高く、治療の水準が保たれていると考えて良いでしょう。

2-3. しっかりした病院の実例

最後に上記の点を満たしている全国的にも有名な病院を紹介しておきます。→浅田レディースクリニック

この病院のホームページを確認してみてください。

先ほど述べた点が全て網羅されています。

例えば院長の浅田先生は産婦人科専門医、生殖医学認定生殖医療専門医を有しており、産婦人科の中でも不妊治療の専門家であることがわかります。

そして、1982年に名古屋大学を卒業後に名古屋大学医学部付属病院で産婦人科の仕事を開始され、米国にも留学しています。

米国から帰国後も大学病院に所属し、かなりの専門性を取得して開業に至っています。

また、ホームページ内には不妊治療の実績として、採卵あたりの妊娠率や、年齢ごとの妊娠率などについても公表されています。

 

 

まとめ

今回は不妊症の定義、そして病院の選び方のコツについて解説しました。

記事を参考にして、病院へ受診するタイミングを知ること、病院選びに役立ててください。

 

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